神秘的な花として話題の「サンカヨウ」
透明になる花が存在する!?
じめじめとしたこの時期に、なんとも涼やかで神秘的な姿を見せてくれる花が
今話題となっています。
まずはその美しい姿に変化した画像を。
もとの姿は下のような白い花。
別名:スケルトンフラワー と呼ばれるのも納得の透明感です。
自然のものとは思えないほどの美しさですね。
いつ透明になるの?
普段は白の花弁は、雨や露で濡れると最初の写真のように透明になり、ガラス細工のような美しい姿になります。
そして乾くとまた白い花に。
開花時期は5月~7月頃の梅雨時期で、開花してからは花は1週間ほどしかもちません。
また少しの衝撃でも散りやすい繊細なお花で、ちょっと水に濡れたくらいでは透明になりません。
弱い雨に長く濡れたときやじっとり露を含んだときにしかきれいな透明にならないので、良い状態で透明の花を見るのはなかなか難しいようです。
それにしても。。綺麗ですね~。
もし出会ったら、つい触ってしまいたくなりそうです。。
なぜ透明になるの?
物体の表面や内部が光を吸収して、散乱しないとモノは透明に見えるということから
サンカヨウもそのような原理で透明になると言われています。
サンカヨウの花弁がじっくりと弱雨や露にあたって、上記のような状態になったときに
透明に見える、ということになります。
わかりやすい例では、白いTシャツが雨に濡れると透けて中の衣服が見えるのと同じ原理ですね。
ただ、実際にはサンカヨウが透明に見える理由は専門家の間でもはっきりとした理由は解明されていません。
そういったところも、神秘的な花として注目を浴びている理由となっています。
花後は実がなる!
透明な花ばかりに注目が行きがちなサンカヨウですが、
なんと花後はブルーベリーのような可愛らしい実がなるんです!
そして食用も可能で、甘酸っぱい味がするそうです。
どんなところに咲いているの?
有名なのは
・北海道・長野(北部)・群馬(尾瀬)などの山岳地帯です。
適度な湿度があり、夏でも涼しい場所で自生します。
似たような環境であれば見つかるかもしれないので、キャンプなどで山に訪れることがあれば探してみるのも良いかもしれませんね。
実はサンカヨウは苗でも販売されているので、環境が合えばおうちで育てることも可能です!
少し難易度が高そうですが、どうしても奇跡に出会いたければ
苗を購入して育ててみるのもオススメです!
お花を触ること・お花を飾ることは生活と環境、そしてあなたの心を豊かにします。
是非実践して素敵なお花ライフを楽しんでください!