ドライフラワーの超シンプルな自然乾燥法。3つのポイントを押さえれば失敗なし!

 

ドライフラワー製作は難しい?

結論から言うと、難しくはないです。

そうはいっても、失敗の経験のある方がこれを聞くと反論もあるかもしれません。そんな失敗経験者の方は、なぜ失敗してしまったのか。
そこを振り返ってみながらこの記事を読んでいただけると失敗した理由がわかるかもしれません。

 

どこまでのクオリティを求めるか?

ドライフラワーと一言でいっても、製作の方法は様々です。

  1. ハンギング法
  2. ドライインウォーター法
  3. シリカゲル法
  4. グリセリン法

今回は敢えて、2.~4.の方法の説明は省略します。

あくまでも、超ズボラさんでも、超簡単にできる1.のハンギング法で作るドライフラワー作りのポイントのご紹介です。

「ただ吊るして干すだけ」。これがハンギング法です。

これなら興味のある方であれば一度くらいはトライしてみたことがあるのではないでしょうか?

・色がくすんでただの枯れたお花みたい・・・(失敗?)
・やっぱり、シリカゲルやグリセリンなどを使わなきゃ上手に作れないのかな‥.と思っていませんか?

「ただ干すだけ」のハンギング法にもやっぱりコツというものがあります。
そんなポイントを3つご紹介したいと思います。

 

 

1.「花材選び」

花材選びで失敗されている方は多いと思います。

ドライフラワー作りは、なるべくお花の鮮度が高いうちにいかに早く完全に乾燥させられるかが重要になります。

なので、水分を多く含むタイプのお花はNGとなります。逆に水分の少ないお花は鮮度の高いうちに乾燥しきれるため、色も形も生花の状態にちかいままドライフラワーとして完成しますのでOKということになります。

 

ドライフラワーに向かない花(水分を多く含む花)

 

チューリップ

 

百合

 

ガーベラ

 

 

ドライフラワーに向いている花(水分が少ない花)

カスミソウ

 

バラ

 

紫陽花

 

ユーカリ

 

これ以外にも、経験からほぼ100%キレイに仕上がるドライフラワーに向いているお花を紹介しています。
経験者が教える、簡単に作れるドライフラワーにおすすめの花材5選。

2.吊るす環境を整える

これはかなり重要なポイントとなります。

  • 風通しのよい場所
  • なるべく外の光の入らない場所

この2点です。

この2点に気を付けるだけで仕上がりの差が格段に違います。

風通しの良い場所・・・・・乾燥までのスピードをあげるため。バラなどの花弁の多いタイプは風通しが悪いところに長く吊るしていると花の中央部分がカビやすくなります。通気性をよくするとそういった失敗を避けることができます。

なるべく外の光の入らない場所・・・・・観葉植物などが問題なく育つ環境は、そんなに明るく感じないと思っていても確実に日光が入ってきている環境となります。光はできるだけ入らない場所で吊るしてあげましょう。ここに気を付けると仕上がりの色にかなりの違いがでます。

 

3.1束の本数はできるだけ少なくまとめる

1束の本数は1~3本程度に抑えましょう。

理由はやはり

  • 風通しよくするため
  • 一本一本の形が崩れないようにするため

花弁が薄かったり、柔らかいものは重ねすぎると一つ一つのお花が潰れてしまってキレイな形に仕上がりません。

特にバラなど花の部分が大きい花材は、まとめたときにぶつかりあって押しつぶされたように変形してしまいます。

そういったお花を束ねるときは、お花同士が重ならないようにお花同士をずらして束ねると、お互いを潰しあわずにさらに通気性もよく干すことができます。

 

また、束ねる花材もお花の種類ごとにわけて束ねましょう。

乾燥しきったお花(ドライフラワー)は大変繊細で壊れやすいため

違う種類同士を重ねてしまうと後でばらす場合にお花同士が絡み合ってポロポロと崩れる可能性があります。

本数をある程度まとめて干す場合は

その束を崩さないつもりで最初から組み合わせて干すのがベストです。

 

 

いかがでしたか?

 

以上の3点のポイントに注意するだけで、ドライフラワーを手軽に可愛く作ることができちゃいます。

 

切花として飾っていたお花・お庭に咲いているお花を利用して是非お試ししてみてくださいね。

 

お花を触ること・お花を飾ることは生活と環境、そしてあなたの心を豊かにします。
是非実践して素敵なお花ライフを楽しんでください!